
歩くたびに増える自分だけの傷跡をクロースアップ。

これはストロボ一灯天井バウンスで。
別に何の変哲もない普通のマクロ写真です。
ストーリー性が無いような気がしますね。

こちらは色んなパラメーターをいじくって雰囲気を出した写真。
同じ写真だけど、印象が全然違います。
だけどこちらの方が圧倒的に何かストーリー性を感じませんか?
何かもの凄いところに行った百戦錬磨のブーツという雰囲気です。
写真はカメラ撮って出しだけじゃ面白くありません。
自分なりの表現を追求できるのがデジタル写真の良さですよね。
NASA特別製のゼロハリバートン、だと思う。
ゼロハリのロゴがどこにも無いから分かりません。
でもそう言う事にしておきましょう。
NASAジョンソンスペースセンター所有。
New Mexico Museum of Space Historyにて撮影。

展示ケースの説明文にはこうあります:
「アポロの宇宙飛行士は842ポンドに及ぶ月の石(ルーナー・ロック)と砂をこの「石の箱」に格納して地球に持ち帰りました。内部のスチールメッシュのクッションは石のサンプルを保護し、蓋は密閉状態を作り出し石の自然の環境を維持することが可能でした。宇宙飛行士はこのケースを使い、実際のミッションに向けて石を採取する訓練をしました。」
間もなく何かがボクを呼んでいた。
そいつはこの旧いゼロハリカメラケース。
1分で養子にすることに決めた。

アメリカではそうでもないけど、日本ではやたら人気のあるゼロハリ。
これはロゴのデザインが旧いので、昔のモデル。
傷もそれなりにあるけどゼロハリって新品だとギラギラしてて
使うのがこっ恥ずかしいから、これくらい傷だらけでくすんでいるくらいがいい。
このケースは単体でも重いから、
機材なんか入れたら持って歩けないです。撮影に使うこともできない。
アメリカでは特殊な用途や理由がある人が運搬に使ってます。
当たり前に、クルマ社会だし。
日本はこれ持って電車通勤とかしてるのが凄いと思う。
ボクなら体シビレます。
ボクはこれに赤道儀とか、機械モノをチェックインする時に使います。
最近ローライを使っています。
今時だからこそ、銀塩フィルム。なんだそうです。
まだフィルムが買える間はフィルムを使う。
今しかできない事は今やる。
う〜ん、哲学だ。
しかし本当にまだ売ってるんだね、これ。
