not all who wander are lost

ディスプレーはカメラとレンズと同じくらい重要

来月アイスランドに行くにあたり
沢山写真を撮るだろうから沢山のCFやSDカードを買うか
MacBook Pro 17インチを持って行くか真剣に検討した結果、
MacBook Pro 13インチ Retinaを購入することにしました。
さすがに17インチのMacBook Proを持って行く勇気は出ず。

ディスプレーはカメラとレンズと同じくらい重要_f0254240_60994.jpg

MacBook Pro 13 with Retina Displayの最大の特徴は
そのディスプレーにあります。
何と2560 x 1600で、家にある27インチの外付けモニタよりも高解像度。
上の写真を見れば分かる通り、27インチの外付けモニタと
13インチのMacBook Proは全く同じ情報量を表示してます。
実は13インチの方が解像度が高い。

227dpiという、印刷に匹敵する超高解像度なので
画面で写真を見てるとまるでライトボックスの上で
スライドを見ている感じです。
それもルーペなしで。
本当に美しい。

デジタル写真というのはドットの集合体で、
ほとんどの場合はモニタで鑑賞することになります。
なので、カメラの性能やレンズの性能と同等、あるいは
更に重要なのが実はモニタの性能。

例えばLeica Monochromはセンサーの構造上カラーフィルターを
介さない構造ゆえ、いかに解像感が圧倒的かとよく言われますが
結局はRGB三原色のドットで表示するカラーモニターで皆さん
鑑賞する訳ですから、モニタで鑑賞する以上
原理的にあまり意味は無いのです。
LeicaがMonochromを発表した時、すごいけどせっかくだから
真のモノクロモニタもどこかとコラボしてプロデュースしてよ、
と思ったのは私だけではないはず。

私はiPhoneもiPodもRetina Displayを搭載したモデルに
既に移行していて、MacBook Proも移行したことで
残りはCinema Displayのみ。でもCinema Displayはまだ
Retinaモデルが出ていないので、仕方ありませんね。

だから私が今一番欲しいのは4Kディスプレーです。
4Kディスプレーが庶民に手の届く価格帯にまで落ちてきたら
写真観賞用としてリビングの真ん中の壁にどどーんと掛けます。

このRetina Displayで表示される写真を見ていて思うのは
Retina以外のディスプレーで鑑賞している限り
デジカメやレンズの真の性能を見ることはできない、
ドットの大きい「ボケボケ」のモニタでそれらの性能を
云々語るのは実はナンセンスだ、と言うこと。
それくらい素晴らしいディスプレーです。
写真をやる人にはぜひお勧めです。
by blogpost | 2013-04-01 06:17 | Apple